カニ見に行ったら〇二がいた

昔から自然が豊かで水辺があるとすぐに見に行きたくなるのが、性分。
海を眺めていると何か見つかるかもとついつい覗きに行ってしまいます。

水族館のすぐ近く駐車場の下を見ると小さな干潟ができています。

んん?干潟で小さな住人が手を振っている。
やっぱりいましたシオマネキ。

シオマネキはオスの片方のハサミが大きくてメスにアピールするために振っていると考えられています。その様子が潮を呼んでいるようなのでこの名がついています。

とても小さく、遠くにいるので、その日は観察のみにして後日、望遠レンズを持って撮影に出かけしました。
カニはとても臆病で驚くと素早く穴へ駆け込みます。
そのため少し遠くからゆっくり近づいては止まって、また前進という「だるまさんが転んだ」方式で近づきます。


ようやくシオマネキやトビハゼの撮影を終えて、ふと横を見ると・・・。
遠くの小さなカニに注目していたので近くは全く気にしていなかったのですが、至近距離に

な、なんと

ワニ!

大きさは2mほど。

パラオにはマングローブエリアや小河川の周辺にイリエワニという種類が生息しています。
しかし、現地の人からは夜行性で昼間はまず見ることはできないと聞いたのにこんなところで出会うなんて。

ワニさんは気持ちよくお昼寝中。
驚いてあわててシャッターを切ったらワニもその音にビックリ。

カニが素早く穴に駆け込む速さ以上に水中へ猛ダッシュ。
ワニの姿と瞬発力に感動した一日でした。

 

 

「ほぼ週刊パラオ 更新一時休止」のお知らせ

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国際協力機構(JICA)は、各国に派遣している青年海外協力隊員やシニア海外協力隊員全員を感染防止や安全のため一時帰国させる方針を決めました。これを受けパラオに派遣の杉本隊員も先日、一時帰国を致しました。

これに伴い「ほぼ週刊パラオ」の更新を一時休止させていただきます。ご理解ご了承の程よろしくお願いいたします。尚、赴任地への再派遣が行われ着任次第、更新を再開する予定です。

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ワンワンパラダイス ~パラオ 犬事情 その1~

パラオ共和国の総人口は2万人弱。

パラオ人が70%ぐらいで後はフィリピン、バングラディシュ、他に日本や中国、韓国、欧米の人々が暮らしています。

そしてこの国の忘れてはいけない住人?といえば・・・

犬さんたち。

家の周りにはどこにいっても犬がワンさかいます。
当初は野良犬が多いと思っていたのですが、そうではなく飼い犬がほぼ放し飼い状態。
首輪もついていたりなかったり。
しかも、ほとんどが中型犬でいきなり近寄ってくるとちょっと怖い感じがします。

だから、吠えて近寄ってきても目を合わさず基本無視しながら歩きます。
しかし、時間が経つにつれパラオの犬たちはとても賢くてよく考えて行動していることがわかってきました。

道を渡るときは左右を確認しているし、人の顔を覚えるのが驚くほど速く、慣れると、尻尾を振って出迎えてくれます。

思わず可愛いがりたくなりますが、一度仲良くなるとすぐ寄って来て、ついてくるので要注意。友人の家の犬は、なんと出勤時に職場までついてきて仕事終わりまで待っていることもあるそう。

私の借りている家にも体格のいい4頭がいて私を見ると一斉にスリスリしてくるので大変。
だって庭や道路に寝そべり、藪へ入って自由に過ごしているからとっても素敵な?臭いがプンプンするのです。

今日は朝からシャワータイム!慣れないリードに繋がれザブザブ洗われちょっと迷惑そう。

でも、これで本当にいい匂いがプンプン。

しばらくはスリスリOKだよ~。

 

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道路脇の鉄砲隊

パラオの自然を見ていくうえで最初に紹介したいのがマングローブです。
マングローブとは主に熱帯域で見られる海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に生える植物の「森」を指します。
マングローブは水族館へ向かう道路脇にも広がっています。
道路の上からマングローブの水面をそっと覗いてみると見慣れた魚の姿が・・。テッポウウオです。

テッポウウオは、口から水を鉄砲のように飛ばして木に止まった昆虫などを落として食べます。

英名もアーチャーフィシュ(弓を射る魚)。

日本では沖縄の西表島辺りから南でしか見られませんが、ここではたくさん群れています。多いときには一か所で30匹ぐらい。
しかし、この魚、好奇心旺盛な一方で、なかなか臆病な性質で写真を撮ろうと思っても何か気配を感じるとスーと木の根本へ隠れてしまいます。
もう少し近くからとジリジリと前へ出たところが・・
石を蹴ってしまい、道から海へコロコロぽっちゃーん

あーやっちゃった・・・

驚いて逃げたと思いきやなんとダッシュで数匹が近づいてきました。
おそらく木の上から虫か何かが落ちたと思ったのでしょう。それを利用して折れた木の枝や葉っぱをわざと投げて、寄ったところをカシャ!
しかし、この手段、通用するのは2、3回ぐらいまで、そのうち餌でないことに気づいて去っていきます。
でも大きな成魚から小さな幼魚まで、時にはたくさん並ぶように見えるのは圧巻。

「道路脇の鉄砲隊」ここに参上!

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自家採集で+2種

種類数約80種、展示数約700匹のパラオ水族館の生きものたち。
どうやって集めるのか?

日本の水族館の場合、飼育員が自ら採集する場合もありますが、多くは生きものを専門に扱う業者さんに頼んだり、地元の漁師さんに頂いたり、他の水族館と交換するなど、多くの窓口があります。
しかし、ここでは生きものを集める方法はただひとつ。

自分たちで採集するのみ(自家採集)。

パラオでは漁師さんが網を使っての漁は禁止の為、漁法は魚に関してスピアガン(水中銃)と釣りだけ。
銃で撃ったものは死んでしまいますし、釣りだと魚種が限られます。
水族館は網を使うことが特別に許可されてはいますが、道具はとても小規模なもの。
種類が多くない理由はこんなところにもあるのですね。

さて本日はクラゲとミノカサゴの採集に。
飼育員が船から飛び込むとシュノーケリングでまずミノカサゴ探し。

そんな簡単に見つかるものかなと思っていたらすぐに手を振って船を呼び戻し、網を受け取るとあっという間に採っちゃった。
カメラ用意する時間なし。さすがポイントは熟知しています。

次はクラゲを取りに、入り江へ。
登場したのは見慣れたヒシャク。

これは鳥羽でも使っているおなじみのクラゲ採集道具で柔らかいクラゲを傷つけず水とともに掬うのに抜群の効果を発揮します。
万国共通?と感心していたらどうやら日本人から教わったらしく、小声で

「秘密の採集道具だ」

と教えてくれました。
めでたく本日は+2種。

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